エクセル方眼紙ならぬ、エクセル台紙的な使い方だが、図形やワードアートをべたべたと貼り付ければ結構複雑なデザインのものも作ることができるので、ごく当たり前に使っている人も多いだろう。本来の使い方とは違うだろうが、これが結構使えたりする。ひょっとしたら、エクセルはPOP作成ソフトだと思っている人も多いかもしれん。
複雑なデザインのものを作ろうとすると、必然的に、何重にも絡み合った図形を相手に格闘することになる。ここで便利なのがグループ化機能だ。関連する図形をグループ化してまとめておくことにより、管理が容易になる。しかしそれが逆に仇になってしまうことも・・・
一度配置した図形を微調整する。ごく普通にやる操作だ。その図形はグループ化されていたので、そのグループごと位置を微調整する。これもやるだろう。しかし、このとき、このグループをマウスで掴もうとしても掴めない!なんて経験はないだろうか?
1つ1つの図形を掴むことは全く問題ない。グループごと掴めるものもある・・・
何か納得いかない。
正に謎の動きだったので、調査してみた。
結果は・・・
いくつかのグループを更にグループ化していた場合、そのグループ全体は選択・操作できるが、その下のグループは、グループ単位で選択できない。
左の例で説明すると、グループ2と3から構成されているグループ1があるとする。そして、構成要素の1つのグループ2は更に、文字と吹き出しという2つの図形で構成されている場合を考える。
この場合、グループ1全体は選択して移動や変更の操作ができるが、グループ2や3を個別に選択して操作することはできない。しかし、グループ2を構成している文字や吹き出しは単独で選択でき、操作可能となっている。
バグか?
まあ、バグと言えなくもないと思うが、おそらく、これが仕様だろう。
2007より前のバージョンでは、そもそもグループの個々の図形は選択することすらできなかった(記憶では)ことを思えば、使いやすくなったとも言える。
しかし、痒いところに手が届いてないというか・・・
惜しい。
解決策:
グループ化解除してから操作する。
無計画にグループ化しない。
更に、図形やグループにわかりやすい名前を付けておけば、オブジェクトの選択ウィンドウを表示させたときに、わかりやすいだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿