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2014年7月8日火曜日

必須入力のセルにちゃんと入力されているか確認したい。

事例:
ある部長の悩み。
各課から毎月の報告がエクセルファイルで送られてくるのだが、何も入力されていない箇所がちらほらと・・・。これはゼロ?何も無し?ってことか?それとも入力忘れ?
空欄だとどっちかわからんだろ。ゼロもちゃんと入力しろと何回言い聞かせても、一向に改善しない・・・

一番の解決策は部下の教育というか意識改革。だが、そうは言っても人間だれしも忘れることはある。未入力箇所が簡単に発見できれば、その方が良い。

解決策:
今回は比較的ポピュラーなテクで対応できるだろう。

 条件付き書式
 ある条件に従って、セルの書式、つまり、フォントの色や背景色、罫線などを変えられるという機能だ。
 今でこそ、当然のように使っているが、最初にこの機能を知ったときには感動したものだ。
 条件付き書式にも色々とパターンがあるので、どれを使えば適切なのか、悩むところだが、今回はぴったりなのが用意されている。すなわち、

 ”指定の値を含むセルだけを書式設定”でデフォルトでは”セルの値”となっている箇所を”空白”にすれば良い。書式自体はお好みで。

具体例:
下の表でC3~C6に必ず何か入力されている必要がある場合。














C3~C6の範囲がセレクトされている状態で、条件付き書式→新しいルールとする。










これ以外にも方法はある。
セルの値 次の値に等しい =""



































また、数式を使用して、書式設定するセルを決定(日本語が分かりにくいが、要は条件を数式で指定するだけ。利点は関数が使えること)を使うという手もある。
*注意:セルの指定は相対参照で1番先頭のセルを指定する。$を付けて絶対参照にすると、そのセルの値で、範囲全体の条件が決まってしまう。


































結果:














となり、未入力箇所がはっきり確認できる。



******************************************************************************

追加:
さて、これでいいんだが、場合によっては(若しくは多くの場合かも)、入力データは”数値”でないとダメ”。という場合には、これでは対応できない。
そこで、このような場合には、
ISNUMBER関数を使うと良い。今回は数値が入力されていないだから、NOTも合わせて使う。


































結果:













これでいいだろう。

条件付き書式には、これ以外にも多くの機能があり、使ってみないとよくわからないものも多い。
条件付き書式は頻繁に使うと思うので、これについては、また機会を見て書いていくことにしよう。


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